スパイクチャレンジ使用構築と受けループ

今大会での前提

一撃必殺を考慮しきれないので当たらないものと仮定する。マッチングという意味でも命中という意味でも。

使用した構築

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型紹介

f:id:ponpoke:20210301221100p:plain悪ウーラオス

ふかしのこぶし こだわりハチマキ
175-182(252)-121(4)-x-80-163(252+)
A:最大
B:余り
S:最大
ほとんど見せポケ。
このポケモンを想定していない構築はないと思っていいので基本的に出さずに相手の対策ポケモンを引き摺り出してもらった。でも初手によくドラパルトを投げられたのでもしかしたら意味がなかったのかもしれない。

f:id:ponpoke:20210322111923p:plainガブリアス

さめはだ とつげきチョッキ
191(60)-193(204+)-116(4)-x-114(68)-144(172)
H:6n-1,8n-1,16n-1
A:B4サンダーを岩封で確2
B:端数
D:余り
S:1段階上昇で最速142族抜き
エース。
確率以上にスケイルショット岩封外しや急所被弾を引いたのだがそのような状況でも活躍してくれたので調整等々間違っていなかったと思う。なによりもめざ氷を耐える感覚で冷凍ビームを耐えてくれるのはえらい。
相手は最速、準速、s調整スカーフあたりを警戒しないといけないのでsを削ったデメリットはガブミラーが発生した時くらいだった。
技構成はタイプ一致の地震、スケイルショットを確定としサブウェポンの岩技に最も命中率の高い岩封を採用。残り1枠はタイプ一致で使える技を命中火力共に不安定なスケイルショットに頼るのが嫌だと感じたので逆鱗を入れた。炎の牙を入れようかと思ったのだが命中も不安定でナット以外に使う相手もいないことから不採用とした。

f:id:ponpoke:20210322111951p:plainレジエレキ

トランジスタ じしゃく
161(44)-108(0-)-79(68)-152(252)-80(76)-251(68+)
C:最大
S:S1段階上昇100族抜き
HBD:余りで陽気鉢巻ウーラオスの不意打ち確定耐えかつダウンロード調整
普段のランクマで一回も使ったことがなかったので不安だったが命中が安定していてほとんどのポケモンの上を取れ火力の出るポケモンが他に思いつかなかった。
スカーフ持ちを含めほとんどのポケモンの上から技選択に自由があるまま行動できるのは非常によかった。
相手が電気の一貫を切っていない場合大暴れすることができるが地面枠で完全に止まる。もちろん相手もわかっているので地面枠を後投げしてくるので釣り交換は積極的に行った。
最低限の仕事ができるよう破壊光線の枠は壁にしてもいいのかも。

f:id:ponpoke:20210301235520p:plainナットレイ

てつのトゲ たべのこし
181(252)-114-201(252+)-x-137(4)-22(0-)
HB特化最遅
草技が欲しい場面も守るが欲しい場面もあった。技スペがほんとに足りない。でもこの技構成を間違えているわけではないと思う。
鉢巻エラがみに受け出せないことには注意が必要か。

f:id:ponpoke:20210322112009p:plainマリルリ

そうしょく オボンのみ
207(252)-x-145(252+)-80-101(4)-49(0-)
HB特化最遅
バインド対策を切った甘えた受け系の構築を破壊する。ついでに重たくなったナットレイの処理もしてもらう。
最遅にすることでジャイロボールの火力が落ちるのはもちろんだが滅びの判定を相手よりも後に受けやすくなる。

……という予定だったのだがほとんどの構築に出せなかった。
腹太鼓させた方がよかったかもしれない。

f:id:ponpoke:20210322112023p:plain ニンフィア

フェアリースキン せいれいプレート
188(144)-76(0-)-103(140)-165(156+)-151(4)-89(68)
調整したはずなのだが鎧の孤島実装以前なのでわからない。H実数値が偶数なので気にするのなら191まで振るべきかも。
元々はハイボマジフレ瞑想石火だったのだが炎打点よりも特殊受けを崩す方が大事だと判断し、ショックを採用。しかしこの枠の技が何であったとしても欲しいと思う盤面がなかったのでマジフレでも眠るでも身代わりでも欠伸でも好きにしていいと思う。
数合わせで入れたつもりだったのだがマリルリがほとんどの構築に選出できないので思っていた以上に選出することとなった。初手に出されやすい龍(ドラパルトかガブリアス)に合わせて初手で投げると安定した。特にガブリアスには襷でもチョッキでも石火のおかげで強く出られた。

構築経緯

直前まで使用するつもりだった構築

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f:id:ponpoke:20210322112049p:plainエルフーン

いたずらごころ たべのこし
161(204)-x-129(188)-97-95-166(116+)
H:16n+1
B:残り
S:最速ミミッキュ抜き
カプブルルが参加できないことからウーラオスを受けられるポケモンとして採用。候補にマリルリもいたのだが水タイプに偏ってしまうためこちらを採用した。マリルリとは違い毒づきが怖いのでドヒドイデで様子見しつつサイクルを回した方がいいと感じた。

f:id:ponpoke:20210322112100p:plainバルジーナ

はとむね アッキのみ
217(252)-85-172(252+)-x-116(4)-100
HB特化
特に説明はなし。

f:id:ponpoke:20210301221028p:plainヌオー

てんねん ゴツゴツメット
202(252)-105-150(252+)-85-86(4)-49(0-)
HB特化
数値に不安はあるが代用が効かない。

f:id:ponpoke:20210322112124p:plainドヒドイデ

さいせいりょく くろいヘドロ
157(252)-x-224(252+)-73-163(4)-55
HB特化
特に説明はなし。

f:id:ponpoke:20210322112138p:plainラッキー

しぜんかいふく しんかのきせき
325-x-57(252+)-x-177(252)-71(4)
B:特化
D:最大
S:余り
地球投げと卵産みは確定。
スリップダメージを与えるためにステロ、残り1枠にはバインド状態から解放されるための身代わりを採用。
小さくなる身代わりを没にしたのだが、ラッキーの耐久を考えると選択肢としてありかもしれない。でも使われると技が当たらないのにいざ使うとバンバン被弾すると考えると使おうとは思わない。

f:id:ponpoke:20210322112148p:plainランクルス

マジックガード どくどくだま
217(252)-x-96(4)-145-150(252+)-50
HD特化
ラッキーが選出できない時や過労死しそうな時の特殊受け。
定数ダメージを受けないため相手の受けポケモンに強く出られる。ナットレイカバルドンの相手が非常にしやすい。
トリックを入れない場合火炎玉と毒々玉は好みだと思う。

受けルの構築経緯

ダイマックスのない試合ということでダイマックスがあっても受けループがあるのならダイマックスがなくなればさらに受けやすいのではないかと思い相手に使われたら苦手と感じる受けループの考察をした。苦しいと感じたポケモンがいるのであればそのポケモンを軸に新たに構築を考えるつもりだった。
鎧の孤島や冠雪原の受けループをベースとして構築を組むこととした。ゴリランダー、サンダー、ウーラオスは対策必須であると考えエアームドバンギラス、カプブルルを入れるつもりであったがカプブルルが参加できなかったため同タイプのエルフーンで代用。残りの枠に定数ダメージが嫌なのでマジックガードランクルス、特性天然で物理を受けられるヌオー、クッションになるドヒドイデを入れて仲間大会に潜ったのだが特殊にジバコイルを入れられることが多くバンギラスでは崩されると思い特殊受けをラッキーに変更。そしてエルフーンの役割を軽減できるようエアームドバルジーナに変更した。

仲間大会で恐らく受けル対策として入れられたポケモンとその対応

f:id:ponpoke:20210301221100p:plain鉢巻ウーラオス

選出画面で水悪どちらかわからない上に火力まで高いので辛い。両ウーラオスの一致技を半減以下に抑えられる複合タイプは水妖、草妖のみ。奇石モンジャラでも受かるらしいが試していないので受け出したところで打開策があるのかは知らない。

f:id:ponpoke:20210322112228p:plainゴチルゼル

なぜかキャッチして食べ残しを持って挑発押せばコスモパワーを積んでアシパでゴリ押せると考えられている。しかし、普通にラッキー、ヌオーを捕らえたとしてもそれぞれ地球投げ、地震で落とされるよりも前に落としきれる。エルフーンで嵌めるのももちろん有効。
有効かどうかはさておき、拘りトリックで技を固定させられて釣り交換をできないようサイクルに介入してくる方が厄介だと思う。

f:id:ponpoke:20210322112218p:plainドリュウズ

型破りドリルは一貫を切っていないので外れることを期待するしかない。受け構築だけに限らず、スカーフや襷ドリル、アイへ怯みで破壊されることを考えるとこのポケモンを完全に対策するのは難しいのでその辺りは全て発生しないことに祈るしかないと思う。
3割でしか突破できないんじゃそもそも対策と呼べるのか怪しいとは思う。

f:id:ponpoke:20210322112009p:plainマリルリ

渦潮で捕らえて滅びで確実に落とそうとしてくる。身代わりでバインド状態を解除するか綺麗な抜け殻を持たせることで裏に引ける形を作る必要がある。

実際に使用した構築の経緯

実際に使用している人とマッチングしたわけではないのだが仮にマリルリ、ウーラオスナットレイを見せ合い画面で見せられると選出がエルフーン、ラッキー、ランクルスで縛られる上にウーラオスが鉢巻を持っているとエルフーンが過労死してウーラオスを受けられなくなるために受けループでの参加を断念し、反対にマリルリ、ウーラオスナットレイを軸に構築を組むこととした。電気の一貫を切りたかったので地面枠にガブリアス、反対に電気の一貫を切っていない構築に通せる上スカーフを持たせずとも色々なポケモンの上を取れるレジエレキを採用。残りの1枠が思いつかなかったので入れておけば何かしら仕事はするだろうと通りのいいフェアリー技をスキン補正込みの音技で使えるニンフィアとした。

マリルリ、ウーラオスは受け系の構築に対して強く出られるようにそれぞれ渦潮滅び、鉢巻。ナットレイは物理に対して強く出られるように鉄壁ボディプ。ガブリアスジバコイルに受け出す必要があったのでチョッキ、レジエレキ、ニンフィアは一致技の火力が伸ばせればいいのでタイプ強化アイテムを持たせた。

構築の振り返り

まず反省点としてレジエレキを入れている、ナットレイが草技を切っている、マリルリが実質的に選出できない、飛行や浮遊といった地面無効枠がいないため非常に相手の地面枠が重たかった。また、マリルリが役割対象を絞りに絞ってしまったため基本的に選出ができなくHA力持ちで採用した方が幾分かましになったのではないかと思うほど辛かった。
反対によかった点としてはガブリアスニンフィアが想像よりも活躍してくれた。特にニンフィアは非常に活躍してくれた。
受け系の構築はニンフィアナットレイだけで処理できるものまでを対策として他は切り捨てた方が精神的にも構築的にも負担が楽になると思うので草食マリルリの枠は力持ちマリルリガマゲロゲトリトドンあたりに変えるべきかもしれない。
悪ウーラオスを使ってみて辛いと感じたのは考えもしなかったキュワワーだった。

あとがき

構築を組んでから努力値調整を施すのに時間がかかり終了まで残り9時間くらいの時点から潜りはじめたのだが、終了まであと3時間くらいの時点で1500付近とのマッチングが多くなり負けのリスクが大きくなったので撤退。
結果は
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となった。
最大の反省点は受けループから切り替える決断を早い段階でしなかったことだった。対戦数をこなせないことよりも試運転すらせずぶっつけ本番なのは苦しかった。(持ち物特性努力値技構成が想定外なことよりは幾分もましなのだが。)
久々のダイマックスなしでの対戦は楽しかったので仲間大会等の機会があれば参加したいと思う。



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