S16使用構築
使用した構築
構築経緯
前シーズンでの反省点から構築を見直した。
ザシアン、サンダー、ヌオー、ウーラオスを流用。バンギラスは育成し直しラッキーを新たに加えた。
流用した個体については追加説明はするが前回の内容は省略するためS15の記事の型紹介を参照することを推奨。
構築コンセプト
禁止伝説枠のザシアンを軸としたザシアンサンダーヌオーを基本選出としザシアンでは苦しいと感じサンダーヌオーでは相性の悪いポケモンに対抗できるよう残りの3枠を埋めた。
一見サンダーヌオーラッキーバンギラスでがっちがちに受けて受けが苦しい構築にザシアンやウーラオスで御茶を濁すようにも見えるが主軸はザシアンとサンダーによる攻め。並べなくてもいいのにわざわざ4体を並ぶように配置したのは相手にサンダーが耐久型である可能性を最大限に考慮させるため。
型紹介
ザシアン
くちたけん ふとうのけん
193(204)-195(36)-155(156)-x-144(68)-191(44+)
前回と同じ。
特殊に厚く振るよりはカイオーガを他のポケモンに任せた方がいいと判断し続投。
増えた特殊に厚く振って格闘技を切った個体を隠れ蓑に出来たのは追い風だと思う。
サンダー
いのちのたま せいでんき
189(188)-x-106(4)-187(196+)-116(44)-130(76)
前回と同じ。
今回の構築には他にダイマックス適正の高いポケモンがいないためサンダーを選出しない場合ダイマックスはないものと思っていい。
電気技は雷、ライジングボルト、10万ボルト、放電のどれかなら構わないと思う。基本的にダイマックス中にしか攻撃技を使うことがないため媒体は火力さえ確保できればなんでもいい。放電は初手でメタモンにコピーされても耐久に見えることとダイマックスが切れたあと相手に悠長な選択をさせないことから採用している。ボルトチェンジはダイサンダーの火力が落ちる上ダイジェットの恩恵を受けながら電気技を使いたい時や裏に負担をかけずに電気技を使いたい時に自由に使えなくなるため非推奨。
特性は素早さに確証を持たれたくないことと物理受けを匂わせることができるため静電気。素早さにそこまで割いていないため元々抜いているポケモンが少なくppを枯らしたいポケモンもいないのでプレッシャーにしておくメリットはほとんどない。
ヌオー
オボンのみ てんねん
202(252)-x-150(252+)-85-86(4)-55
前回と同じ。
火力に振っていないサンダーの暴風が起点になるのは当然だが相手が物理アタッカーがヌオー相手に悠長に居座って積んだ状態になっていると珠サンダーの暴風も受かったりする。暴風の命中7割と思えないくらいに被弾するのは構わないのだが毎回当てた上に混乱自傷引くのは想定外。
草結びランドは事故。ランドはヌオーを強引に突破できないかと草結びがなくとも平然と突っ張ったり取り敢えずステロを置いてくるので居座らざるを得ないのが辛い。
ラッキー
しんかのきせき しぜんかいふく
339(108)-25-44(148)-x-172(252+)-70
H:珠特化カイオーガの潮吹き媒体ダイストリーム確定2耐えできるようになるまで
B:余り
D:最大
対カイオーガ枠。
サンダーと同時選出してくるカイオーガを分かりやすく咎める*1ことができるようになった。混乱自傷は知らない。カイオーガに強いパルキアもついでに対策できたのが偉かった。(a無補正無振珠物理ダイジェットも2耐え)
カイオーガ軸に多いナットレイにも抗えるよう身代わりを持たせ、身代わりと相性がいいと思った小さくなるを試験的に入れた。
運に頼りすぎてしまうためほんとは途中で小さくなるは甘えるに変えようと思ったのだが、ザシアンに対して一撃必殺をかましてくるのを見てそんなに運に頼った方法を取られるのならと小さくなるのまま続行させた。使っておいてなんだが絶対相手にしたくない。
ザシアンを再生させるための癒しの願いも面白いかもしれない。
バンギラス
とつげきチョッキ すなおこし
207(252)-199(212+)-130-x-120-87(44)
H:最大
A:余り
S:チョッキバンギミラーに負けないよう多めに
前シーズンでの反省を生かしてチョッキに変更。
c1段階上昇珠臆病黒バドレックスのリフスト媒体ダイソウゲンを確定で耐える。しかも乱数上3つを引かなければグラスフィールドの回復込みでその後のc無振サンダーのボルチェンも耐える。黒バドレックスの嗎が発動しても受け止められるという安心感は素晴らしい。
素早さラインがわからないのでここまで振ったがこんなに振る必要はなかったかもしれない。というのもサンダーがバンギラスを呼ぶと思ったのにそもそもバンギラスが滅多に選出されない。
ラッキーの特殊受け性能が高くお留守番になりやすかった。ただし、黒バドレックスを受けるのならラッキは打点を持たないため必然的にこちらとなる。
悪ウーラオス
きあいのたすき ふかしのこぶし
175-182(252)-121(4)-x-80-163(252+)
前回と同じ。
特になし。
前回考察したのに入らなかったポケモン
ゴリランダー
カイオーガを見れると思っていたのだが命の珠やチョッキを持ってダイマックス!といった動きが確認された上大抵同居しているサンダーやナットが辛い。他の構築にもなかなか出せないためラッキーと入れ替えた。
選出
ザシアンサンダーヌオーを基本としてラッキー、バンギラス、ウーラオスを必要だと感じた試合でザシアンサンダーヌオーのうちから通りの悪いものと変更。
重たいポケモン
ドリュウズ
つのドリルとか知らない。怯みも知らない。ダイマックスを切ってくれるドリュウズはいいドリュウズ。
ゼクロム
龍舞を許すと終わり。
エースバーン
ノーマル技を入れられるとサンダーが突破されてしまう。被害はサンダーだけで済むのが唯一の救いか。
ラグラージ、カバルドン
あくびループから抜け出す方法がない。ワンパンも多分できない。
ムゲンダイナ
アタッカーならいいのだが受けだとほぼ無理。頑張ってザシアンを合わせてコスモパワーを積ませないようにするくらい。ヌオーが同居してたらすぐ降参を押していいくらいに無理。
あとがき
S15も最終日から潜り始め最高1000台最終3000位台となりS16も最高1000位台最終ギリギリ3000位以内になっているので自分の1日であげれるレートの限界がこの辺りなのかもしれない。それでも今回は勝率7割をキープできたので前シーズンよりも構築は安定したと思う。あとは甘い選出をしないようにすればもう少し伸ばせるはず。
運負けしにくい人が扱えば簡単に成績伸びそうとかいう願望と嫉妬。
今回の反省点は選出面が大きかったためポケモンや型に関しての考察はおやすみ。
質問等何かありましたらTwitter(@312ponzu)までお願いします。
残り自由帳
上で書かなかったちゃんとしてない構築経緯
運が悪く技が当てられないことから命中がなるべく高い技が主体となるポケモンで構築を組むように努力はした。サンダーが一番命中不安要素なのだがこのポケモンはダイマックスを前提な上、相手も全力で落としにかかることからダイマックスをしていない状態で技を使うこともそうないため問題がないこととした。当たることが前提となった素暴風は絶対ありえない。バンギラスがタイプ一致の物理岩技に命中不安定なものしかないがチョッキバンギラスでないと黒バドレックスを止められないことから問題がないことにした。1試合でロクブラを9回使って6回も外し合計6発しか当てなかったときは本気で他のポケモンを探したがそう都合のいいポケモンも見つからなかった。バンギラスが砂下でチョッキ持たないと平気で吹っ飛ばす禁止伝説怖い。ヌオーの毒々に関しては一度当ててしまえば再度押す必要がなく耐久ポケモンであるが故に何度でも押せるタイミングがあるので問題はない。
上で書かなかったちゃんとしてない個体説明
ザシアン
禁止伝説トップメタ様様。ザシアン軸を使うときはザシアンは上!他の伝説は下だ!と思いながらポケモンをすると勝てるかどうかは別として楽しい。でも対策されようと剣舞を積めば襷カウンターとヌオー以外大体破壊してるのは笑えない。
ヌオー
スパイクチャレンジで思い知らされたことだが耐久値がカツカツ。でも禁止伝説ありダイマックスありのルールの方が受けやすい。一番感覚が狂うのはなぜか崩せないことをわかっていても平気で居座ってくる人がいることか。交換読み読み!wとでも思っているのかヌオーの起点になってくれる人しか見ない。
サンダーの素暴風混乱自傷で突破を図る人がいるのはほんとにやめてほしい。暴風の命中7割に賭けているだけでも驚愕なのにそこからさらに2つの関門突破してくるのはやばい。特殊耐久に定評のあるラッキーですら突破されてしまうので街を守るいいサンダーすら完封できるサンダー対策が開発されるのを願う。
ラッキー
小さくなると身代わりを見せただけで降参がもらえる試合が見られた。誰だってそーする私もそーする。技が当たらないのを嫌った相手に先にダイマックスを切らせるのが偉い。
上では書くスペースすら用意しなかった動かされ方
初手は対面でザシアンを処理できそうなポケモンが出てきやすい。エースバーン、ランドロス、ウーラオス、サンダー、ヒヒダルマ、フェローチェ、バシャーモ、カイオーガ、ホウオウあたりは要警戒。
比較的起こりやすい初手サンダーミラーだが裏にラッキー、バンギラスがいることも加味してかボルチェンで逃げられやすくなった。上から怪電波が通されたならヌオーで要塞化してしまえばいいのだからダイジェットから入っていいのかも知れない。相手もラッキーやバンギラスがいればそう簡単にダイマックスも切れないのだろうと推測する。でもバンギラスしかいなかった時は変なことしてこなかったのバンギラスくん舐められすぎでは。
裏に引くという動きをされることがかなり少なくなっており体力管理をした方がいいのではと思うようなポケモンの体力を簡単に削らせてくれる。サンダー以外の回復技を持ちそうなポケモンを入れている人は裏に引く動きを見せてくれたりするがそれ以外は大体引いてくれない。例えばヌオーを突破しようと思ったら特殊アタッカーにすぐに引けばいいのに物理で居座り続ける。ヌオーに何か恨みでもあるのだろうか。
愚痴
こちらの技が当たらないだけならまだいいのだが相手の技は吸い込まれるようにほとんど当たってるのが本当に辛い。気合玉○連続外しやらポケモン楽しいなぁ!?は他人事じゃない。あと素暴風混乱自傷でラッキーすら突破されるのならば誰でサンダーを止めればいいのか分からない。同情するなら金をくれ。
剣盾環境に入ってから不利対面でも居座りを選択されることが増えたように感じる。お祈りプレイをされているのか裏に引き先を準備していないのかダイマックスに甘えた考え方になったのかそれともそもそも型を知られていないのかは分からないがこれは受けの方が安定しやすくなってしまう要因の一つではないだろうか。